悪くなった症状を回復させることも歯科医の大切な仕事ですが、悪くならないように健康を保てるようサポートすることこそ、本来の歯科医のつとめと考えております。

ですので、ムシ歯を治すことはもちろん「なぜムシ歯になってしまったのか?」その原因を究明し、
ムシ歯になる原因を根本から解決することが大切と考えております。

ムシ歯予防の研究は大変進み「ムシ歯になりにくい口内環境」を作ることも可能となりました。(
>>> だ液検査

80歳になっても自分の歯を20本残すことができたら(8020運動といいます)人生、特に食生活はとても素晴らしいものにできるはずです。
一緒に健康で快適な口内環境作りを目指しましょう!


こちらはまだムシ歯が、歯の表面(エナメル質)を少し溶かしただけの初期のムシ歯ですが、写真のように黒くなったり不透明な白いにごりができたら要注意、お早めに治療しましょう。


健康な口内環境を作るには、まず第一にムシ歯にならないことです。
こちらのようなフッ素を配合した製品(ホームジェル)を毎日使用することで、ムシ歯の進行の大部分を抑えられるというデータもあります。







お子さんはお口の中をいじられることをとても嫌がります。

お子さんが大声で泣いてしまうので、気兼ねしてなかなか歯医者さんに行けないというお母さんのお悩みをお聞きしますが、これは自己防衛本能であり当然の反応なのです。遠慮はいりません。

ですので、お子さんとはまずお話しをして打ち解けることから始め、私のことを怖いオジサンではないと分かってもらってから治療を始めます。

私も幼い頃歯医者さんが大嫌いでした。小児歯科と申しましても小児専門の資格があるわけではなく、独自の治療を行うものでもありませんが、小さい頃同じ気持ちだった自分を思い出しながら、緊張と警戒をほどいてゆけるように時間かけて接してゆきたいと考えております。

お子さんに限ったことではありませんが、痛くない治療方法などを研究するとともにより重要なことは、まず
ムシ歯にならないお口にしてあげることだと考えます。

そのためには毎食後の歯磨きなどを習慣づけ、予防知識をしっかりと身につけてもらうことが大切です。

しかし、毎食後しっかりと歯磨きをしている大人の方でも、治療して完治したものの数ヶ月経つとまた来院されるというような、
ムシ歯になりやすい方がおられます。
同じようなお手入れをしている方で、なぜムシ歯になりやすい方とそうでない方と違いがあるのでしょう?

<考えられる原因>
1
歯磨きの方法が適切ではない
2
お口の中がムシ歯になりやすい環境になっている
3
食生活習慣がムシ歯になりやすくしている


間違った歯磨きの方法は染め出し剤などを使用し、よく磨けていない箇所を把握しながら適切なブラッシング方法を学んでもらうことでほぼ解消できます。

また、口内環境や食生活の問題は、
お口のだ液(つば)を検査することでムシ歯になるリスクを把握することができ( >>> だ液検査、その方なりの対策を取ることで改善してゆくことが可能です。

だ液を検査した結果は数値という客観的データで表されますので、もしあまりよくない数値が出た場合でも「なんとなく悪いのかな〜?」ではなく、しっかりと「自分はムシ歯になりやすいのだ!」と自覚したうえで治療に取組むことができ、その後の改善も数値によりあきらかになるため、治療を続けてゆく過程においてもわかりやすい目標となります。

小さな頃に正しい予防方法を身につけ、良好な口内環境を作り、それを維持することができれば、将来にわたってムシ歯や歯周病により歯を失うリスクの大部分を減らすことができます。

悪い箇所ができる前に悪くなる芽を摘む。
これからの歯科医院は痛くなってから行くところではなく、痛くなる前に原因を解消する為の役割を担っているのだと考えています。

だ液検査
だ液検査を行うと、だ液の量やお口の中の細菌の量がわかり、ムシ歯などの病気になるリスクを調べることができます。

検査は短時間で終わり、もちろん痛いことはなにもありません。
1. だ液の量を測ります。
ガムを噛んで容器にだ液を出してもらいます。
だ液には殺菌能力があり、だ液の量が少ない方はムシ歯や歯周病になってしまうリスクが高いといえます。
2. だ液の力(中和力)を調べます。
High
Medium
Low
とても簡単にいうとムシ歯というのはお口の中が酸性になり、その酸により歯が溶かされてしまう状態から起こります。
だ液には酸性になった口内を中和する力があり、その力の強さを測ります。
検査紙をだ液に5分間つけ、色の変化により中和力がわかります。青>緑>黄の順にその力が強いことがわかります。
3. お口の中の細菌の量を調べます。
ムシ歯に関係する代表的な細菌であるミュータンス菌(俗にムシ歯菌と呼ばれています)とラクトバチラス菌の量を調べます。
検査棒を舌にあて細菌をとり、培養(菌を増やす)してその量を調べます。

どちらの菌も減らさなくてはなりませんが、それぞれの細菌のバランスによりその対処方法が異なります。

ミュータンス菌はムシ歯の原因そのものですので、多い場合は歯磨きの徹底などケア方法を見直す必要があります。

ラクトバチラス菌は甘いものをたくさん食べる方に多く、この菌はミュータンス菌が増えることを助ける働きをしますので、食生活習慣を見直すなどの必要があります。

4. 次会来院の際に結果をお伝えします。
細菌の培養などには若干時間が掛かりますので、検査結果は次回ご来院いただいた際にお伝えいたします。
各数値の意味は、結果のプリントを見ながら一つずつご説明させていただきます。

結果的になにか問題があった場合でも、ご相談しながら最善と思われる改善のためのプログラムをご提示いたしますので、安心して一緒に取り組んでゆきましょう!






(しょうきょうせい)



歯並びの悪い方が矯正をして正しい歯列にすることは美観の問題だけではなく、

歯磨きの難しい箇所を減らし歯を健康に保つという意味においても効果的治療となります。

しかし、これまで日本で行われてきた従来方法の矯正治療を受けることは
コストの問題や日常生活への支障、健康な歯を抜かなくてはならないなど、患者さんにとって気軽に取組める治療ではなかったのではないでしょうか。

私が所属している「床矯正研究会」では、
「床矯正」(しょうきょうせい)という日本ではあまり知られていないものの、ヨーロッパでは古く昔から現在まで行われている矯正治療により、従来の矯正治療の問題のいくつかを解消できる歯列矯正に取組んでおります。
ご興味のある方はぜひこちらをご覧ください。


★矯正・床矯正治療は保険適応外の治療です。








成人の7〜8割以上は歯周病であるというお話しはご存知ですか?

歯周病は細菌による感染症で昔は歯槽膿漏(しそうのうろう)と呼ばれていました。
食べ物のカスなどを放置すると、お口の中の細菌がそれを餌としてネバネバとした
歯垢(しこう)を作ります。歯垢はそのまま放置すると唾液中のリンやカルシウムと結合して石灰化し、歯石という固まりに変わります。
驚くことにこの歯石は天然石の中で3番目に固い石といわれており、
歯ブラシによるブラッシングでは除去することができません
歯垢の石灰化は、一般的に2日から2週間ほどで始まるといわれています。

天然石硬度ランキング
第1位
ダイアモンド
第2位
オパール
第3位
歯 石

できてしまった歯石に更に歯垢が付着し、歯石は雪だるま式にどんどん大きくなり、歯と歯グキのあいだの歯周ポケットを広げてゆきます。
更に進行すれば歯の土台の骨をむしばみ、土台を失った歯はグラグラになって抜け落ちます。また、歯周病菌によって歯グキが膿むことから口臭もきつくなります。

歯を失う原因のトップはムシ歯ですがその次は歯周病です。
歯周病は発症しても自覚することが難しく、気付いた時には病気がかなり進行している場合があります。

30代半ばを過ぎたら歯だけではなく
歯グキの検査を受けましょう!





こちらは少し進行した歯周病の患者さんのお口です。

歯茎が少し腫れ気味かなという程度でそれほどひどい状態でないようにみえますが、レントゲンを見ると歯槽骨(しそうこつ)という歯の土台の骨が吸収されている(減っている)ことがわかります。レントゲン写真のうっすらと赤い部分にも本来は歯槽骨がなくてはなりません。

わかりやすく図にすると、食べ物のカスなどが放置されてできた歯垢(黄色の部分)が変化して歯石(茶色の部分)になり、歯周ポケットを深くして「歯を作ろうとする細胞」と「歯を壊そうとする細胞」のバランスを崩して歯の土台の骨を破壊している状態です。

歯周病が怖い点は、このように歯の土台の骨をむしばむほどにまで進行してしまった場合でも、
ご本人にはほとんど自覚症状がないことです。








技術的問題もありますが、義歯に対するご不満の多くは医師とのコミュニケーション不足により、患者さんのご要望が義歯に反映されていないことが原因の多くであると考えております。

当院では、咬合力(かむ力)や咬み合わせのバランスをオクルーザーというコンピューターによって解析し、
しっかり咬める義歯をお作りできるよう患者さんの声にしっかり耳を傾けながら治療を行っております。

また、自分のアゴ骨にしっかり植わっているわけではない義歯にはどうしても乗り越えられない問題もございます。
義歯ではなく自分の歯と同じ感覚で過ごされたいという方には、
インプラント治療をお勧めしております。


自分のアゴにしっかり植わっているわけではない義歯(入歯)の違和感を解消し、しっかり咬める歯を取り戻すためにチタン製の人工歯根を埋め込む治療がインプラント治療です。
仮に3本の歯を失った患者さんの場合、上図の通り3本すべてインプラント治療を行うのではなく、従来の義歯によるブリッジと同じように歯根のない歯(上図A)を両サイドの歯により保持するような治療も可能です。(上図のようなバーを用いず、歯の部分(クラウン)のみで連結する方法もあります)
義歯によるブリッジ治療では両サイドの健康な歯に負担を掛けてしまう心配がありますが、インプラントにより新たに植えられた歯により保持するこちらの方法では、よりしっかりと咬むことができるブリッジ治療が行えます。


★インプラントは保険適応外の治療です。








下アゴが前後・左右にズレて、上アゴと下アゴの歯がしっかり咬み合わない状態が咬み合わせの悪い状態です。
口をゆっくりと大きく開け閉めして、耳の前あたりが「カクカク」鳴ったり痛むようでしたらアゴの関節に問題がある
顎関節症の可能性があります。

咬み合わせが悪いとアゴ骨が正常に発育せず、
カラダの左右の対称性に問題が起こり、顔がゆがんだり首の骨や骨盤などカラダ全体のバランスにまで影響することがあります。
また、咬む力も弱くなり歯並びにも影響することがあります。

当院では
オクルーザーというコンピューターにより、咬む力や咬み合わせのバランスを科学的に解析し、チューブなどを用いて咬む力を強化、咬み合わせのバランスを正す治療を行っております。








呼吸をすることや汗をかいて体温を下げたりすることは意識して行うものではなく、生命を維持するためにカラダが勝手に行うことです。
このような働きは
自律神経というものでコントロールされています。

ドライマウス症とは、ストレスや不規則な生活から前述した自律神経に問題が起こり、本来なにか食べ物などを口に入れたり、お口の中が渇けば分泌されるはずの
だ液が充分に分泌されず、口内が常に渇いてしまう症状です。

だ液には殺菌能力があり、口内をムシ歯菌や歯周病菌から守る働きがあります。
だ液が不足すれば口内は病気に冒されやすい状態になります。
ドライマウス症が進むとお口の中が渇きすぎて裂傷ができたり、お口が痛くて熟睡することも困難になる場合があります。

「ドライアイ」という言葉も最近よく耳にしますが、こちらもドライマウスと同様に自律神経に問題が起こった現代病と考えられています。
ドライアイ症の方はドライマウス症になりやすいとも考えられています。

更に詳しくお知りになりたい方は、私も所属しておりますドライマウス研究会のページをごらん下さい。








「歯を白くする歯磨き粉」などの影響からか、欧米ほどではないにしても歯の美しさに対する関心は日本でも日増しに高まっております。

歯の表面についた汚れは歯磨きにより落とすことが可能ですが、コーヒーや赤ワインなどの色の濃い飲み物などにより、
長い時間をかけて歯の表面より奥に沈着してしまった汚れを除去するためには、ホワイトニング治療をお勧め致します。

当院で使用しているホワイトニング用の薬品は、院長の私自身の歯をサンプルに
安全性に問題がないことを確認したものを使用しております。

健康に影響を与えずに歯を白くすることができれば、その白くなった歯をより長期間キープしたいと考えお手入れをしっかり行うようになり、その結果歯を健康に保てる可能性が高まると考えております。

★一部治療効果が期待できない方もおられます。
★治療効果は半永久的に持続するものではありません。
★ホワイトニングは保険適応外の治療です。