床矯正・矯正歯科

歯並びの悪い方が矯正をして正しい歯列にすることは美観の問題だけでなく、歯磨きの難しい箇所を減らし歯を健康に保つという意味においても効果的な治療です。
矯正
歯並びの悪い方が矯正をして正しい歯列にすることは美観の問題だけでなく、歯磨きの難しい箇所を減らし歯を健康に保つという意味においても効果的な治療です。
しかし、これまで日本で行われてきた従来方法の矯正治療を受けることはコストの問題や日常生活への支障、健康な歯を抜かなくてはならないなど、患者さんにとって気軽に取組める治療ではなかったのではないでしょうか。
私が所属している「床矯正研究会」では、「床矯正」(しょうきょうせい)という日本ではあまり知られていないものの、ヨーロッパでは古く昔から現在まで行われている矯正治療により、従来の矯正治療の問題のいくつかを解消できる歯列矯正に取組んでおります。
- ★矯正・床矯正治療は保険適応外の治療です。
床矯正

このページは私も所属しております「床矯正研究会」を主宰されておられる 鈴木設矢先生著の「抜かない歯医者さんの矯正の話」より、その内容の多くを引用・転載させていただいております。
「抜かない歯医者さんの矯正の話」にご興味のある方は、お近くの書店にお問合せ下さい。
鈴木 設矢=著
A5判 並製 280ページ
定価:1800円(税込)
床矯正治療の大まかな過程
床矯正は「歯を抜かずにアゴのスペースを拡げて歯を動かす場所を作る」と述べてまいりましたが、こちらでは一体どうやってアゴのスペースを拡げるのかをご説明させていただきます。
図は大まかなイメージです。
Step.1

まずはカウンセリングを行い、治療方針を決定します。 こちらの場合は上アゴが小さく、行き場を失った歯が色々な場所へ並んでいきます。
Step.2

土台となる上アゴを拡げるため、「床矯正装置」を装着します。 ネジを回すことで前後・左右に「床」が動きアゴを拡げます。 歯を動かす力はネジで調整できますので、ほとんど痛みを感じることはありません。
Step.3

充分に上アゴが広がったのち、前歯を前方に押し出すためのスプリングを装着します。 従来の「矯正」と違い、動いた経験のある歯をスプリングにより理想的な位置へ誘導するこちらの方法では、ほとんど痛みを感じることはありません。
Step.4

治療完了です。
充分に広がったアゴは、歯を本来の位置に収め、立体感のある顔を形成し、整った歯列は美しさだけでなく、ムシ歯予防や歯周病予防にもつながります。