治療の流れ
初診(初めての来院)
初めての来院は大人の人も大変緊張するものです。
どんな所なのかな?どんな先生かな?何をされるのかな?など不安がいっぱいです。
初めにいらしたときにはお互いにこれから治療をうまくやっていくための自己紹介だと思ってください。
又「治療が怖いものではないもの」とわかってもらうために簡単な検査をいくつか進めていきます。
そして、「私たちの矯正に対する考えかた」、「矯正診断のためのアンケート」、「これからのスケジュール」など資料をお渡しいたします。
精密検査
二回目の来院です。
このときには診断を正しく行うためのいくつかの細かい検査ならびに資料の収集をさせていただきます。
矯正治療は単に歯並びを治すだけでなく全身とのかかわり(姿勢や身体の歪み)や周囲の筋肉のアンバランスからくる顔貌の変化などを改善し、消化器官のひとつとしてしっかり物を噛んだり、清掃性を良くし虫歯や歯周病になることを予防することに役立っておりこれらのための検査をしたり又、歯並びが悪くなった原因をさぐっていきます。
当院では精密な検査・診断のため、歯科用CTを導入しております。
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カウンセリング
今までの調べてきたことの結果報告とこれから行う矯正治療の説明です。
ご存知のように歯並びや歯列不正の原因はそれぞれの患者さんでみな違います。
その方にあった矯正治療を行うためにもカウンセリング(相談)が必要となります。
又、費用がどれくらいかかるのか?期間はどのくらいか?どんな装置が入るのかといった疑問もすべて解決できるようにします。
予防処置
せっかくきれいな歯並びになっても虫歯になってしまっては台無しです。
お口の中をいつもきれいに保つ習慣をつけ、虫歯がどこにいるのか?ブラッシング指導によりわかってもらいます。
またフッ素によるむし歯菌がどこにいるのか?ブラッシング指導によりわかってもらいます。
治療、チェック
お口の中に装置をセットします。
取り外しの装置なので、学校での生活の中で音楽、国語の授業、給食の時間など発音が大切な授業やものを食べるときにははずしてもらってかまいません。
しかし矯正治療がうまく進むためには患者さんの協力がどうしても必要となります。
最低1日12時間、装置を入れていただかなければなりません。したがって、毎日が治療なのです。
装置の特性上、1週間から10日でチェックさせていただきます。
順調に進んでいて装置の調整だけで終わる場合と進行に伴って装置の追加、変更を行うために時間のかかる場合があります。
又、矯正治療中にむし歯にさせないために、お口のなかの虫歯菌のチェックやフッ素予防、コンピューターによる噛む力のチェックなど歯の機能の状態も定期的に調べていきます。
保定
矯正後、歯並びが安定するまで様子を観察します。
歯と周囲の筋肉が正しく機能しているか、確認していきます。
この期間は夜間だけ装置をいれておきます。
経過観察、定期検診
矯正治療後も定期的に検診を受けることをお勧めいたします。